技術的な事を調べる時、英語サイトの方が情報が豊富な事が多く、英語の読解能力が必要になる事が多いです。
私が受講したcourseraの機械学習も、動画に日本語字幕があると言えども、テストや課題は英語なので、全く読めないと話になりません。
なので、英語は徐々に勉強していこうとしているのですが、英語学習の中で一番、退屈な勉強が単語の勉強です。
そんな中、「iKnow!」という英単語学習アプリが良いとの事で使ってみました。
この記事では、「iKnow!」を3ヶ月使ってみての所感についてレポートします。
iKnow!とは?
「iKnow!」は、英単語学習アプリで、iphone,androidなどから使用する事ができます。
※金額は月額制で、1ヶ月プランだと1,510円/月、12ヶ月プランだと794円/月で、DMM英会話を申し込むと無料で使えるとのことです。(2019年10月5日時点での情報です。)
目的に合わせて様々なコース(英会話、旅行、ニュースなど)を選択でき、その中からランダムに繰り返しクイズ(聞き取り、穴埋め、選択問題など・・)が出題されます。
クイズは1度回答できればOKではなく、脳の記憶メカニズムを考慮して何度も出題されて(間違うとさらにしつこく・・)、記憶を定着させようとしてくれます。
良い点
まずは、使ってみて「これいいなあ」と思った点を書きます。
目的に合わせたコースを選択できる。
旅行、ビジネス、ニュース、TOEICなど様々なコースがあるので、目的に合わせて選択できます。
また、複数のコースを選択して、ミックスで学習することもできます。
中には、「演説」や「映画の中で使われたフレーズ」などもあり面白いです。(この場合、読み上げは実際の演説や映画の音声が流れます。)
全て例文がついており、読み上げてくれる。
単語には全て例文がついてます。(だいたい2つ)
なので、その単語がどのようなシチュエーションで使うものかが、よくわかります。
また、全て音声で読み上げてくれるので、単語のみの発音ではなく、文章で使われる上での発音がわかります。
そして、例文を読み上げる時の英語の発音が容赦ないのが良いです。
英語の単語同士が容赦なくくっついて、子音とか脱落しまくりです。
- hounts her (❌「ハゥンツ ハー」⭕️「ハゥンサー」)
- among them (❌「アマング ゼム」⭕️「アマンガム」)
- main ingreedeint (❌「メイン イングリーディエンツ」⭕️「メーニングリーディエンツ」)
センテンストレーナーの機能あり
単語についてのクイズだけではなく、ヒアリングしてその文章を書いたり、日本語を読んで、単語を選択して文章を組み立てたりする「センテンストレーナー」の機能があります。
このクイズをやる事で、ヒアリング能力と文章を組み立てるための能力(文法の知識が必要)を鍛える事ができます。
悪い点
「悪い点」と言うと、ちょっと語弊がありますが、使っていて、いまひとつだな・・と思った点についていくつか書きます。
その単語、いつ使うの?
「海外旅行:緊急事態編」のコースがあり、医者に診てもらう場合の会話や薬に関する会話に使うような単語が集められてます。
でも、「cough syrup(咳止めシロップ)」って、そうそう使う事ないと思います。(日本で風邪ひいて医者行っても咳止めシロップくださいとか言った事ないし)
他に、もっと覚えなければいけない事ってあるのではないかと思いました。
他には例えば以下のような言葉が、そんなに上級なコースでもないのに出てくるのですが、そうそう使う事ないかなと思います。
- senate(上院)
- fossile(化石)
- coffin(棺桶)
- abortion(妊娠中絶)
- veteran(退役軍人)
それ、1番よく使う意味なの?
旅行などのシチュエーションだから、その意味になるけど、通常は違う意味なんじゃないの?・・と思うようなものがいくつかあります。
- throw up(「吐く」で習うけど「投げる」と言う意味の方が一般的では?)
- local (「各駅停車の」で習うけど普通は「地方の」「地元の」とかだよね・・)
「一般的な意味はこれだけど、このシチュエーションでは、これ」みたいな注釈があると助かるのですが・・
日本語として定着している単語が多い・・
初級英会話コースとかにあるのならば、わかるのですが、旅行英語のコースだからといって、以下のような日本語としても定着しているような言葉が出てくるのはどうなんでしょうか・・
- passport(パスポート)
- visa(ビザ)
- first class(ファーストクラス)
- check in(チェックイン)
流石にこれらを繰り返し出題されるとイライラします。。
必要は必要ですが、旅行英語のコースも初級編・中級編とかに分けるか、もしくは、数回、回答したら、定着したことにして欲しいです。
※因みに自分で特定の単語を学習から外すことは可能なので、あまりにひどい時はそうしてます。
類義語がたくさん出るけど使い分けがわからない。
複数のコースをやっていると、類義語がたくさん出てきますが、日本語訳はほぼ同じです。(多少、ニュアンスを書いている場合もあります。)
出題で、日本語から英単語を回答するケースで、どれを書けばいいかわからなくなる事が多々あります。
- 「annoying」「irritating」(イライラする)
- 「renew」「update」(更新する)
- 「wait a minute」「 wait a moment」(ちょっと待つ)
- 「baggage」「luggage」(荷物)
- 「throw up」「vomit」(吐く)
- 「go to sleep」「go to bed」「 fall asleap」「 stay in bed」(寝る)
クイズをやっているだけでは、例文があったとしても、どういった場合に使い分けるべきか、もしくはどちらを使っても良いのかがわかりません。
その都度、ネットで調べたりしてますが、類義語の違いなどについても教えてくれるとありがたいと思います。
まとめ
なんとなく「悪い点」の方が多くなってしまったような気もしますが、トータルでは、良くできたアプリだと思います。
英文を読んでいて、iKnowで学習した単語だなとわかる事も多く、徐々にですが効果を実感してきています。
今の所、このアプリ以上の単語学習アプリは見つからないので、これからも使い続けようと思います。